第4回北海道ツーリング(2004.8.10〜8.18) 6日目:恵みの雨?に感謝 |
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2004年8月15日(日) 晴れのち曇り時々雨 | |
端っこへ | |
4時30分起床。昨日のスキヤキの残り汁にウドンを入れて朝食とする。甘辛の味が染みて美味しい。 天気予報を聞こうとラジオをつけると、オリンピックで柔道の谷選手が2連覇と男子の野村選手の3連覇と報じていた。今回も幸先良く、これで日本選手団が勢いづけばいいのだが。 天気予報では、道北は午後から天気が下り坂になるみたいだ。雨を避けるためには道東に戻る方が良いのだが、4年ぶりに最北端の宗谷岬やサロベツ原野は是非行きたいので、北を目指すことにする。 |
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宗谷岬 | |
宗谷岬の手前で見つけた、日本最北端の郵便局の「宗谷岬郵便局」。 日曜日なので、残念ながら開いていなかった。 |
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宗谷岬は相変わらず観光客が多く、記念碑前は写真撮影の順番待ちが続く。また日本人だけでなく、韓国や中国から観光客も結構多かった。なんでも韓国向けに「ABロード北海道」という雑誌があるらしい。 |
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この日の宗谷岬は天気が良く、沖合いにサハリン(樺太)もハッキリ見ることができた。 |
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やっぱりウニ丼! | |
宗谷岬からノシャップ岬に来るまで、2時間近くかかってしまう。後部トランクボックスを止める4つのフックのうちのひとつが切れてしまい、稚内市内のホームセンターやスーパーで物色していたからである。結局同じ物は見つからなかった。 ノシャップ岬で樺太食堂に寄ろうかとさんざん悩んだが、予算的に厳しいのと駐車場に1台もバイクがいなかったので、今回はパスすることにする。でもリニューアルされたネコのニーコのステッカーは欲しかったのだが・・・ |
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稚内市街に戻り、北防波堤ドーム近くのおもて食堂でうに丼(2000円)を食べる。やっぱりウニは美味しい! |
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恵みの雨? | |
昼食後、サロベツ原野に向けて道道106を南下。夕日が丘パーキングの峠を過ぎて、日本海が目の前に広がってビックリ! 前方の海上から黒い雲が近づいてきていて、よく見ると明らかに雨が降っている。広い北海道ということもあり、降雨の前線がドンドン迫ってくるのが手にとるように分かる。 どうしようか迷いながら進んでいくと、前線と遭遇し始める。大きな雨粒ということもあり、急遽Uターンし、急いで稚内に戻ることにする。 Uターンしてすぐ、100m先の道路脇の茂みから突然、パトカーが赤色灯を回して出てきた。一瞬 やっ、やばい!ここUターン禁止なのか? とビビったが、パトカーは対向車線のクルマを追っかけていった。どうやらスピード違反らしい。 「あぁ〜ビックリした!」 このまま進もうかどうか悩みながらの走行だったので、スピードをセーブしていたのが功を奏したみたいで、雨が降ってこなかったら、御用になっていたかもしれないと思うと、まさに恵みの雨である。 スピードを上げ前線を追い抜き、稚内市街に戻る。。朝の天気予報では、雨は一時的ということだったので、北防波堤ドームで雨宿りすることにする。ここならダボジーも濡れなくて済むし、最悪雨が止まない場合でも、テントを張ることできる。 ここで会った60過ぎの男性ライダーは、既に1ヶ月以上このドームでテントを張っているらしい。名古屋から来ていて、毎年夏は避暑目的で北海道にやってきて、3ヶ月ぐらい滞在しているそうだ。いやはや恐れ入ります。 雨はまだ落ちてきていないが、雷鳴が聞こえ南の空が黒一色となっている。通り雨だというのを期待し、ブルーシートを敷いて昼寝する。 |
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この景色が見たかった・・・ | |
目が覚めると2時間ほど経っており、雨も降っておらずドームを後にし、再び道道106へ。 激しい降雨を物語るかの如く、路面は濡れており、轍には所々大きな水溜りがあった。途中あったライダーの話では、なんと雹(ひょう)が降っていたとのこと。さすが北海道だなぁ。 抜海を過ぎると見覚えのある風景が広がる。サロベツ原野だ!4年前は雲一つない快晴だったが、この雄大さや荒涼感は変わっていない。 |
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豊富町で見かけた風力発電用の風車群。 原野に一直線に連なり、その数なんと28基、圧巻である。 |
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洋上に浮かぶ最北の富士、利尻島。雨が大気の汚れを洗い流したせいか、クッキリと望めた。 |
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みさき台公園キャンプ場 | |
今夜の宿は何処にしようか? 天塩(てしお)町の鏡沼海浜公園キャンプ場(0円)へ寄ってみることにする。ここは海辺の近くにある芝生のテントサイトで、無料のライダーハウスも併設されている。宿泊の第一候補で、ここにしようかと思ったが、iモードの天気予報では明日雨の予報なので、雨中走行できるだけ避け南下しておきたく、別のキャンプ場に向かう。 遠別(えんべつ)町に入る頃、前方に暗雲が広がり始め、ポツリポツリ降り始める。「しまった。さっきのところでキャンプすれば良かったかな」と後悔し戻ろうかとも思ったが、今更戻るのもシャクなのでそのまま進むことにする。 道の駅富士見の対面の海岸沿いにある遠別川河川公園キャンプ場(0円)に寄るが、バイクが1台もいなかったので、パスする。 結局、初山別(しょさんべつ)村のみさき台公園キャンプ場に宿泊することに決定。ここは少し高台にあり眺めも良い。無料かと思っていたが、ハイシーズンの今は有料みたいだ。しかし管理人らしき人が見当たらず、そのままテントを張ることにする。(※結局巡回もなく、払わずじまいだった。) テントを張っていると、1台のオフロードバイクがやってきた。管理棟を聞かれるが状況を話すと、彼も隣にテントを張り始めた。彼は滋賀県近江八幡から来ている早瀬さんという方で、設営後一緒に下にある岬の湯(500円)へ行く。浴室からは日本海が一望で、生憎の天気で夕陽は見れなかったが、沖の雨雲から細い線のように雨が降っている様子がハッキリ解った。 夕食後、早瀬さんと歓談。彼は某自動車メーカーにお勤めのエンジニアで、勤続10年のご褒美で約2週間の休暇をもらい、北海道へ来ているそうだ。羨ましいなぁ。 |
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この日の走行距離:239q |