敦賀・奥琵琶日帰りツーリング  〜サクラを求めて〜
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期間:2005年4月6日(水)
バイク:ダボジー(ZZ−R1100C2)
走行距離:205q

 金ケ崎宮

 昨夜遅くまでネットに興じていたせいか、起きたのは9時を回っていた。今日の天気は晴れということで近場で桜を見ようと思案。そう言えば先日ラジオで敦賀金ヶ崎宮”花換まつり”なるものをやっていると聞いた。よし!敦賀まで行くことにしよう。

 R8バイパス分岐から旧道へ分かれ金ヶ崎宮へ。敦賀の東端に位置する金ヶ崎は戦略上の重要拠点で、古くは南北朝時代新田義貞が後醍醐天皇の皇子、尊良(たかなが)親王恒良(つねなが)親王を奉じて、高師泰率いる足利軍と戦った。

金ヶ崎宮参道 金ヶ崎宮
看板1 看板2  また戦国時代織田信長公が朝倉義景討伐の際、近江浅井長政の裏切りでこの地で挟撃され、木下藤吉郎(豊臣秀吉)の殿(しんがり)働きで無事難を逃れたことでも有名である。
 左の看板は妹お市の方が兄へ危機を知らせるため、両端を紐で縛った小豆袋を陣中に届けさせた故事に基づくもので、転じて難関突破のお守りになっているそうだ。
 
 
 花換まつり

 金ヶ崎宮の眼下には敦賀港が広がっており、古くから大陸への玄関口として発展してきた。隣接の敦賀港駅の片隅にはレンガ造り旧ランプ小屋があり、焼いた職人のマークが入っているレンガが何枚かあります!見つかると良いことがあるかも・・・
 また金ヶ崎は芭蕉ゆかりの地でもあり、駐車場横には芭蕉翁鐘塚句碑が建っている。
敦賀港駅 旧ランプ小屋レンガ 芭蕉鐘塚 三色だんご

 肝心のサクラといえば、まだほとんどで、陽当たりの良い場所だけ、少し花を付けている程度で肩透かしを喰らう。

 花換(はなかえ)まつりとは、男女が桜の小枝に想いを託して交換すると、を招き良縁に恵まれるといわれがあるそうだ。

 わたしはご利益よりも食欲の方が旺盛で、三色だんご(1串100円)に交換してしまった。(笑)

だんごを頬張るマエダンゴ
 
 
 松本零士ワールド
”ポケットパーク”(999車掌さん)  ここで敦賀の0円スポットのご紹介。

 アニメファンならずともお馴染みの松本零士氏の名作”宇宙戦艦ヤマト””銀河鉄道999”のキャラクターたちのブロンズ像が街のメインストリートに点在している。
 駅を起点に上りが999、下りがヤマト関連の像が並んでいる。

 私の一番のお気に入りは、この999の車掌さん像。敦賀に来た際は寄ってみてはいかが?

”メーテルとの出会い” ”佐渡酒造” ”信じ合う愛”(古代進と森雪)
 左からメーテル像、佐渡先生像、古代進・森雪像。他にもアナライザーやスターシャなど多数ありますよ!
 
 
 海津大崎

 サクラを求めてR8からR161を経由し、お隣の滋賀県海津大崎へ向かう。途中マキノ町高島市(平成17年1月合併)になっていたり、追坂(おっさか)付近に新しく道の駅”マキノ追坂峠”(平成16年10月22日OPEN)が出来ていた。

まだ蕾 琵琶湖に浮かぶ竹生島 ようやく見つけた桜の花!
愛らしいフクロウの像 至福の一服

 海津大崎に到着するが、こちらも肝心のサクラというとまだ蕾で、花はほとんど咲いていない。
 そのせいもあるのか観光客もまばらで、薄曇の天気と相まってどこか寂しげな雰囲気が漂う。

 沖合い浮かぶ竹生島(ちくぶ)を眺めながら、湖岸を走る。途中ホテルの塀に並んだ愛らしいフクロウの像が出迎えてくれた。サクラはないか?と走っていると、前方に何やら白い木がある。

 あっ!サクラの花が咲いている!

 ここだけ陽当たりが良いのか、1本の木だけ5分咲き位だが花が咲いていた。ダボジーのエンジンを止め、一服しながらしばしサクラを観賞する。静寂な世界の中、春の訪れを少し感じた瞬間であった。
 
 
 奥琵琶湖パークウェイ

 奥琵琶湖パークウェイに入る。この道を走るのは初めてだが、眺めが良く適度なワインディングが楽しめ、これが無料であるのがうれしい。是非オススメしたい道のひとつだ。
 この日は観光客の車も少なく、空いていて気持ちよく走ることができました。ただし道幅があまり広くなく、路面も所々バンピーなのでスピードの出し過ぎには注意!

奥琵琶湖ハイウェイから伊吹山を望む  15時、奥琵琶湖パークウェイのつづら尾崎パーキングに到着。バイクはあいにく私だけで、車も5台ほどしかいなく寂しい。
 ここからの眺めは素晴らしく、琵琶湖長浜市街、浅井氏の居城だった小谷山、そして滋賀のシンボル伊吹山が望める。

 パーキングの一角には、子供向けの動物のコンクリート像が何体か置いてあり、いい歳して跨って写真を撮っていたが、周囲の人から冷ややかな目で見られたのは言うまでもない。

はしゃぎすぎ サイに乗るのはやめなサイ!
 
 
 お腹空いたよ〜

 奥琵琶湖を後にし、家路につくことに。この日はまだ昼食を取っていなかったので、久しぶりに敦賀の日本海さかな街へ立ち寄る。海鮮丼でも食べようと市場内を回ってみるが、値段でイマイチふんぎることができず、結局冷やかしでカニや干物を試食して済ますことに。
 何にも買わないのは少し気が引け、無性に食べたくなった岩のりの佃煮を購入し、大急ぎで家に戻る。

この日の

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