目覚めると |
目が覚めると5時30分。個室から出てみると、既に日が昇っていた。蘭さんやOさんはまだ寝ているようだ。トイレにいくがてら、DR内を探検してみると、ロビーを発見。ソファとテーブルがあり、喫煙も可。アルコール類の自販機も置いてある。
しまった!昨晩ここで宴会すれば良かったのに・・・
このロビー、フェリーの船首部にあり、窓ガラスからは瀬戸内海の海原が広がる。ややかすんでいるが雲はなく、今日は晴天が期待できそうだ。
国東半島沖の姫島が見えてきた。あと2時間ほどで九州上陸だ!
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光の向こうへ |
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ロビーでしばし時間を過ごした後、部屋に戻るとみんな起きていた。
8時、定刻通りに新門司港に到着。車両甲板に降りて準備するよう、アナウンスが入る。
甲板の扉が開き、薄暗い甲板内にまばゆい光が差し込んでくる。あの光の向こうに、3年振りの九州の地が待っている。
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新門司港フェリーターミナル |
新門司港フェリーターミナルは、先月行った奈良平城宮の大極殿を模して造られている。なんか必然的な偶然を感じるなー。
まずは今日の大まかなルートを打ち合わせ。夕方に阿蘇へ着けばいいのだが、海沿いのR10は別府・湯布院などメジャー観光地を経由するので、渋滞が予想される。
そこで行橋からR201に入り、交通量が比較的少なそうな内陸部の県道を使って南下することにした。
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新北九州連絡道路(県道245) |
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その前に是非とも寄りたい場所がある。それは苅田町沖の周防灘に浮かぶ新北九州空港だ。人工島のこの空港は、今年の3月に開港したばかりで、WBCで優勝後、凱旋帰国した王監督が降りたったことでも一躍有名になった。
洋上に浮かぶ空港と本土を結ぶアクセスは、新北九州連絡道路(連絡橋)で、無料で通行できる。実はこの道、おふじさんからの情報で知ったもので、全長2.1qの連絡橋は無料で通れる橋としては、日本一の長さを誇るそうだ。
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雲一つない青空のもと、真新しいアスファルトの橋が海上へと続いていく。GWということで混雑しているのでは?と思いきや、交通量はほとんどなく、ほとんど貸切状態。中日ということもあり、空港利用者が少ないからなのだろう。
気持ちいい〜!
Oさんも、蘭さん、彩藤くんもこの素晴らしい道に感動しているみたいだ。
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新北九州空港 |
9時、新北九州空港に到着。ここでも思ったほど混雑していなかった。連絡橋を走るだけなら、Uターンして戻るのだが、ここで遅めの朝食を摂るのと、空港内で働く彼女の姿を見るため、バイクを停めターミナルビルへ向かう。
彼女とはいったい誰だ?
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メーテル |
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それは銀河鉄道999のヒロイン、メーテルである。彼女は空港入口脇にある総合案内カウンターで、空港利用者や観光客相手に観光情報や空港内施設の案内などを行っている。お局の案内嬢たちが、退社後のショッピングやデートのことを考えているかもしれない中、彼女は文句も言わず、けなげに働いている姿には感動を覚えずにいられない。(笑)
なんでここにメーテルがいるかというと、ここ北九州が原作者の松本零士氏の出身地であり、また先端技術産業が盛んということで、ロボットの彼女が作られたそうだ。
彼女とは、タッチ式の液晶ディスプレイを使っていろんな質問、会話をすることができ、彼女はアニメの声優さんの声で優しく答えてくれる。
質問の中に「お歳は?」というのがあったので選択してみると、
『女性にそんなことを聞くもんじゃないわよ』
と優しく哲郎を諭すかの如く、たしなめられてしまった。(爆)
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ターミナルビル |
朝飯が食べられるお店を探しがてら、空港内を散策。さすができたばかりの空港で、施設内はどこも真新しい。
2階は出発カウンターやお土産ショップなどがある。やはり福岡。からしめんたいこがいっぱい。お土産に購入しようかと思ったが、要冷蔵ということで、残念。またご当地ものとして、めんたいこ味のプリッツやじゃがりこなども売られていた。
飲食店は2軒空いていたが、値段が安そうな方に入る。うどんの付いた朝定食(500円)を注文。
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