2006夏 岐阜・濁河温泉ツーリング 2006年6月4日(日) 晴れ |
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その1 UMAとの遭遇 | |
(福井県)自宅→(R158)→大野市→道の駅九頭竜(休憩)→油坂峠道路→(岐阜県)→郡上市白鳥→(K52・61・R156)→郡上市八幡→(R256)→堀越峠→念興寺(鬼の首)→(R256・R41)→白川町(給油)→(K62)→つちのこ館 |
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いざ下呂へ | |
今日は月イチの日曜休み。天気も良いのでどこかへ出かけたい。あれこれ行先を考えて末、岐阜県の下呂方面に向かうことにする。 今年の冬は、マーチでほぼ毎週岐阜県に出かけていたが、ダボジーで行くのは今年初めてだ。その時ダボジーで走ったら気持ちいいだろうなーと思うルートがいくつかあり、気になった温泉もあった。 R158から油坂峠道路を通って岐阜県に入り、県道52・61と南下する。 |
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R256 | |
郡上八幡からR256に入り、東進する。堀越峠は八幡側は道幅が狭く、急勾配。冬は路面が凍結するので、バイクは止めた方が良い。 峠を越え、杉木立を抜けるとのどかな農村風景が広がる。合併して郡上市となった旧和良村には、どこか懐かしい日本の原風景が感じられる。 |
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念興寺 | |
和良と言えば、R256沿いに念興寺という浄土真宗の古刹があり、ここに瓢(ふくべ)ケ岳の鬼の首なるものがある。 1月と2月に二度訪れたが、法要中などの理由で二度とも拝観できなかった。今日は日曜だから拝観(拝観は土日のみ)できるだろうと寄ってみる。 今日は山門にあの忌々しい立て札は掲げられていない。 |
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山門をくぐると、法事帰りであろうか、数名の檀家の方らしき人たちとすれ違う。 『鬼の首、見に来られたの?』 「は、はい。」 『今日は法事がいっぱい入っていて、見られないんじゃないのかなー?』 (何ですとー!。またかよ?) しかしここで引き下がる訳にはいかない。駄目もとで寺務所に行ってみる。 「すみませーん。鬼の首拝観できますか?」 『どうぞ、本堂の方へ』 意外にもあっさりと、ご住職らしき方から拝観を許可される。 本堂へ案内され、小さな庫裏の前に。 さぁ、いよいよご対面と思いきや、住職のお説教が始まった。 |
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『そもそも当山の由来は・・・』 『天暦年間、今から1000年ほど前に・・・』 住職はお寺の由来や、鬼退治の云われなどを、とつとつとお話される。最初はふむふむと熱心に傾聴していたが、5分、10分と立つうちに、慣れない正座のせいか、だんだん足が痺れてきた。 (あのー。お話はよぉ〜く分かりましたから、まだ見れないでしょうか?) と心の中でつぶやきながら、痺れを堪える。 |
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また拝観料をまだ徴収されておらず、いったい幾らなのか凄く不安になってきた。 もし、寸志とかお気持ちの額と言われたらどうしよう? このお説教を拝聴したら、100円や200円じゃまずいぞ!? 「さて、それでは当山に伝わる鬼の首をご覧いただきます。」 ようやく住職の手が、庫裏の扉にかかった。 お、おー、これが鬼の首かー! 一見人間の頭蓋骨みたいだが、確かに頂部に2本の角がある。しかし単に膠か糊みたいなもんでくっつけてあるだけじゃないのか?と思うも、庫裏の中のガラスケースに納めれており、間近に確かめる術もない。撮影禁止なので、生憎その姿を写真でお見せすることができなくて、残念。 『拝観料250円になります。』 住職の一言にホッとひと安心した。(笑) |
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R41・県道62 | |
金山でR41に合流。下呂市街へはR41を北上するのが近いのだが、立寄りたいところがあるので、白川方面へ南下する。 飛騨川沿いを走るこの付近は、巨岩や奇岩が男性的な渓谷美を催している。 白川で県道62に分かれる。県道ではあるが、道幅が広く、交通量もそれほど多くないので順調に快走。白川沿いの北側斜面には、白川茶として有名な茶畑が広がっていた。 |
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つちのこ館 | |
遠回りしても立寄りたかった所とは? それは日本初のつちのこ資料館のつちのこ館。つちのこは日本が世界に誇るUMA(未確認生命体)である。蛇の仲間(別種という説も)で、胴が異常に太く、さながら槌(つち)のようなので”槌の子”と呼ばれるようになったともいう。どこか私の体型に似て親しみを感じる。(笑) ここ東白川村は、全国でも有数の目撃多発地帯で、今までに20件以上の目撃例が報告されている。 |
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パネルやイラストが展示されているが、少々ショボい。これで終わりかと思い、展示コーナーの端まで行くと、何やら扉がある。 (つちのこ体験室?) この扉の先に、いったい何が待ち受けているのだ? |
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出たっー! | |
扉を開くと、中は真っ暗。ほとんど何も見えない。 恐る恐る進んでいくと、目の前に奴が現れた。 出たっ――! しゅー、しゅーっと音を立てながら、1匹の巨大なつちのこが、木陰から獲物を狙うかのように、私の方を凝視しながら潜んでいる。 |
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ここには4匹ほどつちのこの人形があって、機械仕掛けで、動いたり、口を開けたりする。 こうやってカメラのフラッシュで見ると、そのチャチさ加減が目立つが、暗い室内では見るとそれなりに見えて結構怖い。小さな子供だったら泣き出してしまうじゃないだろうか? |
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東白川村では、村おこしの一環として毎年5月3日につちのこフェスタを開催し、みんなでつちのこ探しをするそうだ。 見事つちのこを捕獲した人には、賞金100万円+αが貰えるそうだ。+αとは、未捕獲の場合、平成2年から毎年1万円ずつ賞金が加算され、今年の賞金は118万円だそうだ。 フェスタで配られる”つちのこ秘伝”には、つちのこ捕獲時の服装、必需品、作戦、捕獲方法などがこと細かく記されていた。(笑) |