2007年2月25日(日) 晴れ時々曇り | |
(福井県)自宅→(R8・K229)→越前市→JAM HOUSE(昼食@)→(K28)→ヨコカワ分店(昼食A)→(K28・R8)→南越前町(旧河野村)→(R305)→越前町→越前温泉露天風呂漁火(入浴)→(R305・K6)→越前岬展望台→梨子ヶ平千枚田→(R305・K6)→自宅 |
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テラの誘惑 | |
1月からほぼ毎週のようにテラめしチャレンジが続き、我ながら超ハイペースにチョッと反省。今週は休肝日ならぬ休胃日ということで、テラめしはお預け。でも前の晩からテラめしに行きたい病が私を悩ませていた。(笑) 朝5時に起床。まだ日の出前だが、今日は昨日と比べて風もなく、2月としては絶好のツーリング日和。 (どうする?今日もテラめし?) 早朝から行動すると、間違いなくテラめし遠征してしまうので、11時までもうひと寝入りする。 |
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ボルガライス@ | |
さて何処へ行こうか? 今からプチツーだと、越前海岸を流してくるのが手頃で、越前市から南越前町までR8を南下し、R305で越前海岸を北上するのが今日のコースだ。昼飯は最近気になっている料理を食べに行こう! 12時15分、越前市芝原のJAM HOUSE(ジャムハウス)へ到着。お店はK229(旧R8)の吉野小学校交差点を東へ入り、50mほど行ったところにある。 |
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1階がピロティで、2階がお店となっている。店内は一見オールディーズ風のポップがあるかと思えば、ゴジラや仮面ライダーのポスターが貼ってあるなど、オーナーの趣味の部屋みたいだ。 一応メニューに目を通すが、注文するのはもう決まっている。その気になっている料理とは? 『ボルガライス下さい!』 ボルガライスとは、オムライスの上にカツがのっていて、その上からソースがかかったシロモノで、福井では何故か越前市(旧武生市)付近にしかない。 ボルガライス発祥とされる、今はなき「ローマ」というお店の味を引き継いでいるらしい。ボルガの名前の由来はロシアのボルガ河と思いがちだが、一説ではイタリアのボルガ地方に因んでいるらしい。 待つこと10分。お目当てのボルガライスが運ばれてきた。割と大き目の皿に盛られており、ボリューム感があるのだが、普段テラめしに慣れた私にはかなり少なく思えてしまう。慣れってコワイなぁー(笑) |
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早速いただくことにする。トロトロの半熟玉子としっかり炒められたケチャップライスがまさに私好みの味。カツもからりと揚がっていてしつこさがなく、特製トマトソースと絶妙に合う。 ソースはやや甘めであるが、しつこい甘さではなく、ワインやビネガーが効いている。 最後まで美味しくいただき、あっという間に完食。これならまだ3皿はイケルなー。 JAM HOUSE(ジャムハウス) 福井県越前市芝原5-20-24 0778-23-5960 11:30〜14:00 17:00〜0:00(平日) 11:30〜0:00(土日祝) 月曜定休 |
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ボルガライスA | |
まだお腹が全然満たされないので、もう1軒ボルガライスを食べに行く。向かったのは、越前市中心部にあるヨコガワ分店。総社大神宮の参道沿いにある。 ここ越前市はかつて府中と呼ばれ、越前国の国府があったところで、かの紫式部が国司に任ぜられた父と滞在していた。 また戦国時代には、前田利家公が府中三人衆としてこの地を治めていたこともあり、利家公ゆかりの名所も数多く残っている城下町である。 |
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ここのボルガライス(900円)はフットボール型で、ソースもデミグラソース。また中のチキンライスもデミグラソースで炒められており、どちらかというとほろ苦い甘さで、まさに大人のオムライスといった味だ。 写真を撮っていると、店主が話しかけてきた。ボルガライスの由来を尋ねると、チョッと顔を曇らせながら、お客さんの注文からできたのだと話された。どうやら来るお客に必ず聞かれるそうだ。スミマセン私も同じような質問をして。嫌な感じのお客に尋ねられた時には、「ロシアのボルガ河に因んで・・・」と適当な説明をされるそうだ。(笑) 越前市には他にもボルガライスを食べさせてくれるお店があるが、休胃日ということで次回にとっておこう。 ヨコガワ分店 福井県越前市京町1-4-35 0778-22-7172 11:30〜23:00 火曜定休 |
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穏やかな日本海 | |
R8で南越前町に入り、越前海岸へ。2月だというのにこの日の海は穏やかで、冬の日本海のかけらもない。チョッと感じが狂うが、ツーリングにはもってこいだ。 久々に●●●キロ(ピー)で軽快にシーサイドをクルーズする。 |
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越前温泉露天風呂漁火 | |
14時20分、越前町の越前温泉露天風呂漁火へ。ここは昨年末、温泉シールラリーで見事全湯制覇で訪れた以来である。 現在2巡目を回っているが、まだ2湯目。あと62湯もある。さすがにもう一度制覇はチョッと難しいかも。 日曜日だけあって、浴場は混雑で脱衣もままならない。早速露天風呂へ行くが、やはり2月とあって露出している部分が肌寒い。 |
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県道6 | |
越前海岸は海沿いを走るR305沿いに民家がひしめき合うように建っており、背後は切り立った崖がそびえる。この崖は海の浸食作用によってできた海岸段丘と呼ばれる地形で、ひな壇のようになっている。いつものようにR305だと能がないので、四ヶ浦から山の上を走るK6へ。 K6は山の上を走るため、R305のようにのろのろ走る観光バスや他県ナンバーの車もほとんどなく、快適に走れます。 越前海岸を走るのなら、是非この道をオススメします! |
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走るにつれてプ〜ンと甘い水仙の香りがしてくる。ここ越前海岸は房総半島(千葉県)と淡路島(兵庫県)と併せて日本3大水仙群生地とされており、12月から2月にかけて、段丘一面に可憐な水仙が咲き乱れる。 見頃のピークはやや過ぎたが、暖冬とはいえ冬の日本海の冷たい風の中、清楚に凛と咲き誇るその姿はまさに絶景です。 |
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越前岬展望台 | |
K6から市道に入り、引き続き山沿いを走っていると、越前岬展望台と書いてある看板を発見。チョッと寄ってみる。 木組みの展望台があるだけだが、眼下には日本海や越前海岸が広がり、絶景が楽しめる。 また下の丘にある越前岬灯台は昭和15年に造られたコンクリート造の灯台で、高さが17.3m・海面からは133m。日本の灯台100選(海上保安庁選定)にも選ばれている。なお灯台見学には駐車場代300円が必要。 |
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梨子ヶ平千枚田 | |
引き続き進んでいくと、見事な棚田が現れる。ここ梨子ヶ平地区は急峻な崖一面に棚田が広がっており、千枚田と呼ばれている。 美しい日本のむら景観100選や棚田100選(共に農林水産省選定)に選定されており、男性的な海岸線と山の傾斜に咲く水仙の白い花の清楚な姿が、見る人の心を和ませてくれる。いつまでも残して置きたい風景の一つである。 |
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呼鳥門 | |
呼鳥門(こちょうもん)は、自然の巨岩の真下を国道が走ることで有名だったが、落石の危険性が高い為、新しくトンネルが完成した数年前から車の通行ができなくなった。 旧越廼村(現福井市)の水仙ランドで再びR305に合流。峠を攻めながら家路についた。 |
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この日の走行距離:123q |
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