2007夏 北東北ツーリング
 2007年8月12日() 晴れ
 
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 3日目:その3 いざ、地底探検へ!
 
 龍泉洞(K7)→大月峠→滝ダム→久慈市(給油・買出し)→(R45)北侍浜キャンプ場(テント泊)
 
 入口〜摩天楼
 券売機で入洞券(1,000円)を購入し、入口へ。入口には自動ドアがあり、前に進むとドアが開く。
 ひや〜とした冷気が全身を包み込む。涼しい!洞内の気温は、外界の熱気を忘れさせてくれるほど低い。暗い洞内には照明が付いているが、急に闇の世界に訪れたせいか、私の目はまだ慣れてくれない。
 通路を進むと、急に天井が高くなる。摩天楼と呼ばれる場所で、天井までは10m近くはあるだろうか。
券売機で入洞料1,000円を払って、いざ龍泉洞へ。
龍泉洞断面想定図。
【長命の淵】 【摩天楼】
 
 
 百間廊下〜玉響の滝〜龍の淵
【百間廊下】  摩天楼の先には、大人2人がやっと通れるほどの細長い通路が、洞窟の深部まで一直線に続いている。ここは百間廊下と呼ばれる場所。なるほど言われてみればその通りだ。
 他にも玉響の滝龍の淵など、うまいネーミングだなと感心してしまう場所がある。思わず昔見た横溝正史原作の映画「八つ墓村」を思い出してしまう。ラストの小川真由美扮する森美也子が、髪を振り乱して、萩原健一扮する寺田辰弥を追いかけるシーンは本当怖かった。
 後ろに居ないよね??(笑)
【玉響の滝】 【龍の淵】
 
 
 龍宮の門〜音無滝〜月宮殿
 百間廊下を抜けると、急に狭くなる。身長178pの私だけでなく、大人だと身をかがめないと通れない。だが次の瞬間、いきなり視界が開ける。
 大きなホール状の空間には、様々な形の鍾乳石があったが、中でも一番目を惹いたのが、音無滝。学術的に言うと、フローストン(流れ石)と呼ばれ、石灰分を含んだ水が壁面を伝わる際に、再結晶してできあがったものだそうだ。
 まさに滝が流れるようで、その迫力に言葉を忘れてしまいそうだ。
【龍宮の門】
【亀岩】 【地蔵岩】
【音無滝】
【月宮殿】 【守り獅子】
 
 
 第1地底湖〜第3地底湖
お目当ての地底湖へ  再び通路が狭くなり、アップダウンが続く。やがて神秘的な光景が広がった。洞窟内から湧き出た地下水が集まった地底湖である。龍泉洞には第1〜第6まで6つの地底湖があることが分かっているが、公開されているのは第3までである。
 第1地底湖の水深は35mとあったが、透明度が高いせいか、薄明かりの下でも湖底まで見渡せるほど。私たちが立っている通路は、地底湖の上に橋を架けた板張りで、万一床が抜けたらどうしようと不安でいっぱいだった。(笑)

【第1地底湖】
【第2地底湖】 【第3地底湖】
 第3地底湖の水深は98mあり、さすがに底は見えない。また未公開だが、第4地底湖は水深120mもあるそうだ。

 ドラゴンブルーの湖面をじっと見つめていると、まさに大地の奥深くに吸い込まれていきそう。この先は人間が立ち入ってならぬ世界なのかもしれない。
第3地底湖の深度は98m。
 
 
 龍泉新洞科学館
 洞窟から出ると、むわっと熱気が襲ってきて、みるみるうちに眼鏡が白く曇る。県道をくぐる通路を通って対岸の龍泉新洞科学館へ。約40年前に県道の拡張工事の際に偶然見つかったそうで、かつては龍泉洞ともつながっていたらしい。
 こちらでは、コウモリや昆虫など洞内に生息する生き物の展示のほか、石筍、石柱、ストロー、ヘリクタイト、リムストンなどといった様々な形の鍾乳石を見学できる。

龍泉新洞科学館。
洞内にはキクガシラコウモリ、テングコウモリなど5種類のコウモリが生息。いずれも国の天然記念物に指定されている。 石筍の成長スピード。ここまで大きくなるにも、気の遠くなるような年月がかかる。
龍泉洞地底湖から流れてくる地下水。  龍泉洞地底湖から流れ出る地下水が、清水川にそそぐ場所は、岩の苔と水の飛沫が織り成すコントラストが見事。まるで水墨画のようだった。

 龍泉洞・龍泉新洞科学館
 岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉字神成1-1
 0194-22-2566
 8:30〜18:00(季節により変動あり)
 【地図】
 
 
 県道7
県道7  時刻は16時を回っており、今夜のネグラの久慈を目指す。途中安家洞の前を通り過ぎるが、時間もないのでまたの機会とする。
 K7は交通量が少なく、快走。大月峠付近には凄く長いスノーシェルターがあり、雪深さを感じさせられた。
 久慈市は陸中海岸北部の観光都市で、漁業も盛んである。キャンプ場へ行く前に、JR久慈駅へ向かう。ネットで知ったうに弁当(1,260円)を買うためだ。1日20食限定の弁当なので、恐らくないだろうが・・・
長内川にある滝ダム。 ダムの頂堤部からは久慈市街が望める。
 
 
 ウニ弁当が・・・
 久慈の海士さんたち集めたムラサキウニを、うそ!というほど敷き詰めた弁当は、見るだけでヨダレがでてきそう。勇んで駅の売店に向かうが、既に売り切れ。やっぱり。一縷の望みをかけて製造元のリアス亭(久慈市中央1-43、0194-52-7310)にも行ってみるが、こちらはなんとお盆休み。あー食べたかったなー。

JR久慈駅
久慈は日本一の琥珀の産地でもある。 駅前にあった食堂。生憎休みだったが、デカ盛りの幟に反応してしまいました。(笑)
 
 
 北侍浜キャンプ場
日が暮れてきたので、キャンプ場へ急ごう。  久慈市内のスーパーで買出しを済ませ、北侍浜キャンプ場へ。海岸沿いにあるキャンプ場で、200円という低料金で利用できる。
 駐車場はあるのだが、乗り入れ可のため、みんなテントサイトまで車を乗り入れていて、いい場所はほとんど取られていた。ここでもライダーの姿はなく、ほとんどが家族連れ。
 急いでテントを設営し、宴の準備をする。昨日は惣菜中心だったので、今日は持参した囲炉裏でプチバーベーキュー。材料を買い過ぎたせいか、お腹いっぱいになってしまった。
18:30 北侍浜キャンプ場到着 設営後、宴会の準備をする。といっても一人だが・・・(寂)
 食後は、まったりと星空を見ながら過ごす。どうやら今日はペルセウス流星群が見られるみたい。テントの中から時折流れる星を数えていたが、いつの間にか寝てしまったいた。

 北侍浜キャンプ場
 久慈市侍浜町字向町 【地図】
 0194-58-3700 0194-52-2111
 GW〜9月末 大人1泊200円
炭火で焼くと、やっぱり美味しい!
この日の走行距離:304q

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