温泉シールラリー完全制覇! 平成18年3月5日(日) 晴れ時々曇り |
残り1湯! | |||
1月から始めた温泉シールラリーも残すところ、あと1湯。高山市丹生川町の飛騨にゅうかわ温泉 宿儺の湯だけだ。 前回の訪問の時は、終了時刻を過ぎていたため、入ることはかなわず、その後も水曜定休のため休日が合わず、一番最後まで残ってしまった。 今日は月イチの日曜休み。今日を逃すと来月まで待たないとならない。 そこで意地でも今日こそ入ってやるぞー! |
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ここんところの陽気で、市内は12月の豪雪の跡はウソのように、すっかり雪が消えた。 先々週の津島行きの際は、ダボジーでの出動だったが、今回もダボジーで行きたい。 今朝は放射冷却現象で、福井市内の最低気温は0度。ネットで調べると、高山市は−5℃。日中は8℃くらいまでは上がるらしい。 |
どうすんのよ、俺。 | |||
マーチで行こうか、ダボジーか、散々迷った挙げ句、ダボジーで行くことに決定! できるだけ早く出発したかったが、凍結が怖いので7時30分に出発。R158を一路、高山方面に向かう。 先月福井市に編入された旧美山町内を走っていると、寒気が身体に突き刺さる。外気温計の表示は0℃。山あいの道のため、橋梁部分などはまだ少し凍結していた。 だんだん不安になる弱気な俺。 |
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丁路トンネルを抜け大野市へ。盆地であるため、冷え込みは福井市の比ではなく、気温はマイナス3℃。頭の中にますます不安がよぎり、路肩にダボジーを停める。 この先、九頭竜渓谷や県境の油坂峠は標高が上がる為、大野以上に気温が低いだろう。 でも陽射しが出ているので、走っているうちに気温が上がってくるはずだ。 |
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このままダボジーで、ノロノロ行くか? でも凍結転倒の恐れもあり、スピードは出せない。 それじゃ一旦自宅に戻り、マーチに乗り換えるか? しかしここから自宅へ戻り、支度し直すと最低でも1時間半以上と、大きなタイムロスだ。 やっぱり今日は止めて、別のところへ行くか? |
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どうすんの、どんすんのよー。俺 続く・・・ |
苦汁の決断 | |||
結局、凍結の不安を抱えながらスピードをセーブして走ると、予想以上に時間がかかる。大野からだと丹生川まで片道約150キロ。時速40キロ平均で走ったとしても、約4時間かかる計算だ。しかもこの寒さだと、全く休憩なしではきつく、1時間おきに暖を取ったりすると、到着まで5時間以上はかかるだろう。 また帰路は気温が下がっていくので、危険も往路以上に増してくる。向こうを14時に出たとしても、帰宅は19時以降になり、暗闇の中、再び寒さと闘うことになる。 |
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そこで、ダボジーをUターンさせ、自宅へ戻りマーチに乗り換えることにした。 帰宅してダボジーを片付けたり、着替えたりして、再出発したのは9時30分。当初の計画から2時間も遅れてしまう。これなら最初からマーチで行けば良かったのに・・・ 再び大野市街に入ると、気温は6℃。さっきより一気に9℃も上がっている。やっぱりダボジーで行けば良かったかな? |
36湯完全制覇達成! | |||
12時50分、飛騨にゅうかわ温泉 宿儺の湯に到着。ここは朴の木平スキー場の一画にあり、日曜日のこの日は駐車場はほぼ満杯。たまたま1台出る車のところに停めることができたが、危うく離れた駐車場までいかねばならなかった。 施設の前には、先ほど道を譲った救急車が停まっていた。どうやらスキー場でけが人がでたらしい。 券売機で入浴券を買い、受付にラリー帳とともに差し出す。 |
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『はい。シールで・・・、おっ、おー!』 (パチパチ) 『全湯制覇おめでとうございます!』 受付の男性の方から、拍手とともに祝福の言葉をいただく。なんか気持ちイイ。記念に受付の方に写真を撮ってもらう。 思えば最初は完全制覇なんてまず無理!?と思っていたが、回っているにうちに次第にハマってしまい、2ヶ月間ほぼ毎週温泉を巡ってしまった。 |
第36湯目:飛騨にゅうかわ温泉 宿儺の湯 | |||
完全制覇達成の歓びの余韻を噛みしめながら、肝心の温泉へ。浴室は2階と3階にあり、この日の男湯は2階だった。 2階にはほかに食事処を兼ねた大広間や和室の休憩室があり、大勢のスキー客で賑わっていた。 (この分なら温泉も混んでいるのかな?)と心配したが、浴室は意外と空いていた。この時間帯はまだスキーを楽しんでいて、混み始めるのは15時以降ぐらいなのだろう。 |
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内風呂は大きな浴槽1つだけだが、全面ガラス張りとなっていて、目の前にはゲレンデが広がる。 露天風呂はその外にあるのだが、これまた開放感溢れるというか、ほとんど遮るものがない。露天風呂の端っこに行くと、下のゲレンデにいるスキーヤーと思わず目が合ってしまうほど。ゲレンデ上部からだと、目の良いスキーヤーか、双眼鏡でも持っていれば、丸見え状態だ。 この日は男風呂が2階で、女風呂が3階だったが、時々入れ替わるらしく、2階が女風呂なら覗けてしまうじゃないの? ナトリウム-炭酸水素塩泉独特のツルツル感のあるお湯はどちらもややぬるめで、欲を言えば露天風呂はもう少し熱くても良かった。 |
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舞茸ごはん | |||
入浴後お腹が空いたので、大広間の一画で道の駅九頭竜で買っておいた舞茸ごはん(400円)を食べる。ほど良い味付けの舞茸と味が染みたご飯。何度食べても美味しい。付け合せのきゃらぶきや肉厚の梅干もgood! |
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完全制覇を果たしたが、この先の平湯温泉にあるひらゆの森は、今回のラリーの中で一番気に入った温泉。前回は日没後の訪問だったので、露天風呂も薄明かりで、眺望は全く判らなかった。 いずれにしろもう一度寄ってみたい温泉で、ダボジーなら真っ直ぐ帰るところだが、マーチなので足を伸ばしてみることにする。 平湯トンネル付近は標高のせいもあり、気温は0℃。やはりマーチできて良かった。 |
2度目の訪問 | |||
15時、ひらゆの森に到着。日曜日ということもあり、駐車場には車がいっぱいだ。 前回は気付かなかったが、灯籠の下は足湯になっていて、無料で利用できる。 せっかく来たので、受付で100円を払い、再びラリー帳を購入。1枚のシールが貼られたラリー帳を見ながら、今度はダボジーで2巡目を回ろうかな? |
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内風呂は日中でも薄暗い雰囲気で、情緒溢れる湯治場のようだ。まずはじっくり内風呂で暖まろう。 白濁したお湯の中には、湯の華がビッシリ。これぞまさに温泉だ! |
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暖まったところで、いよいよ露天風呂へ。 前回は薄明かりの中で、全景はおぼろげにしか判らなかったが、今回その全貌が明らかに。 (へぇ〜。こんな風になっていたんだ!) 7つの浴槽があり、各浴槽とも微妙に温度が異なる。始めは熱めの浴槽に入り、熱くなってきたらぬるめの浴槽へ。 30分ほどして脱衣場へ戻ったが、もう少し入りたくなり、再び露天風呂へ。結局1時間ほどの長湯となってしまった。 |
両面宿儺 | |||
ひらゆの森をあとにし帰路へつくことにする。 平湯峠から見える乗鞍岳はまだすっかり雪化粧。窓を開けて走っていると、風が冷たいというより、痛い。さすがに今回バイクの姿は1台も見かけず、ダボジーで来なくて正解だったかも。 両面宿儺とは顔が二つ、手足が二つずつある巨人で、この飛騨の地に住んでいたそうだが、大和朝廷により征伐されてしまったそうだ。もしかしたら異国の人との混血の人を比喩したのかもしれないが、為政者にとって異質なものは何時の世でも邪魔以外の何ものでもないのだろう・・・ |
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板蔵 | |||
休憩で丹生川の板蔵に立ち寄る。ツーリングシーズンにはバイクや車で賑わうこの施設も、この日は閑散としていた。 ここは高山ラーメンを製造・直売しており、製麺の様子がガラス張りで見学できる。また高山ラーメンの試食コーナーがあり、無料で試食できる。もっとも2口か3口で食べ終えてしまう分量ではあるが・・・。 高山ラーメン独特の細麺に、鶏がらベースのスープ。美味しいが、やはりこの量では全然物足りない。(笑) 気になったが、一画にあった昔懐かしい西部警察のコーナー。大門軍団の使っていた車のプラモデルやポスターなどが展示・販売していた。何の関係があるのかな? |
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高山ラーメン | |||
高山市内に入るが、先ほどの試食のラーメンで胃が刺激され、お腹が空いてくる。我慢できずにR158沿いにあった一軒のラーメン屋に入る。 外に店名は書いてなかったが、狸の置物や店内の寄せ書きから、どうやら”たぬき”というお店らしい。 お品書きを見て、中華そば特盛(1,000円)を注文。こじんまりとした雰囲気だが、お味の方はどうなのだろうか?作る様子を見ていると、丼を鍋に入れて暖め始める細やかな心づかい。これは期待できそうだ! |
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待つこと10分。大きな丼に入ったラーメンが運ばれてくる。具はチャーシュー4枚にシナチク、きざみねぎとオーソドックスで、ほんと、昔懐かしい中華そばのようだ。 いただきます! まずはスープからいただく。鶏がらベースの醤油味スープは少し薄め。お好みに合わせてタレを入れて、スープを濃くすることができる。 麺は細麺で、スープがほどよくからまる。特盛は普通盛の2倍の量だが、ペロリと平らげる。 ご飯も頼めば良かったかな?(笑) |
雪の妖精カレー | |||
郡上市白鳥手前で、スキー帰りの車の渋滞にハマる。たった1キロ進むのに10分以上もかかってしまう。遠回りでもやまびこロードへ回れば良かったかな? 渋滞から外れるため、白鳥市街へ迂回するが、これがまた寄り道の原因に・・・ 先月、白鳥の大和屋で奥美濃カレーかつ丼を食べたのだが、今度は別の奥美濃カレーを食べたたくなる。(1時間半ほど前に、中華そば特盛を食べたばかりだろっ!) |
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立ち寄ったのは覇楼館というレストラン。雪の妖精カレー(870円)を注文する。地鶏と磁場の野菜をヨーグルトベースのホワイトソースでじっくり煮込んだカレーで、一見するとクリームシチューのようだが、味はスパイスが効いていて間違いなくカレーだ。 他にも地野菜の満点ヘルシーカレーや豆を使ったまめな豆カレー、飛騨ビーフカレーなどがあり、レトルトパックでお土産にもできる。 覇楼館 郡上市白鳥町白鳥21-14 0575-82-3988 月曜定休 |